露出の制御
2003 年 1 月 2 日 7-11
露出モード
撮像素子が受ける光の強さは、シャッタースピードと絞りに
よって決定します。被写体の明るさと ISO 感度に応じて、
シャッタースピードと絞りを調整し、撮像素子に適正な露出を
与えることが必要です。
絞りとシャッタースピードは、以下の例のような関係を持って
います。
• シャッタースピードが 1/500 秒の場合に撮像素子が受ける 光
は、1/250 秒の場合に比べて半分になり、1/1000 秒の場合に
比べて 2 倍になります。
• 絞りが f/8 の場合に撮像素子が受ける光は、f/5.6 の場合に比
べて半分になり、f/11 の場合に比べて 2 倍になります。
• 適正露出が f/8 で 1/500 の場合、f/11 で 1/250、 f/5.6 で 1/1000
でも露出は適正となります。
露出モードを選択して、シャッタースピード、絞りをカメラが
自動的に設定するか、手動で設定するかを決定します。
このカメラには以下の 4 つの露出モードがあります。
• 〔マルチプログラムオート〕(P)
• 〔シャッター優先オート〕(S)
• 〔絞り優先オート〕(A)
• 〔マニュアル〕(M)
備考: 露出モードを設定する場合は、まず CPU 内臓ニッコー
ル レンズの絞りリングで絞りを最小絞り(最も数値の
大きい絞り)に設定します。レンズの絞りを最小にし
ないと、上部表示パネルで fEE が点滅し、シャッター
がきれません。